こんにちは。専務です
もうそろそろ朝晩が涼しくなりはじめましたが、日中はまだまだ暑い日がありますね
暑い日というか、最近はもう年中活躍してる感じのエアコンですが、先日エアコンの風が弱いとのご相談がありましたので、その修理内容の一部をご紹介します
この手のトラブルでは、風を送り出すファンモーターの作動に問題があるというのがよくあるパターンです
なので、まずはモーターの作動状況を確認しましたが、風量レバーの切り替えに応じてスムーズに動いているのが確認できました
そうなると、次は風の通り道そのものに何か問題を抱えているのでは?ということでエアコンユニットを点検することにしました
まず疑わしいのがエアコンフィルターの詰まりですが、このサンバートラックにはエアコンフィルターは装備されていません
となると、エバポレーターという冷えっ冷えのエアコンのためにいちばん大事な部分(下の写真)の詰まりを疑わざるを得ませんので、分解してみることにしました
(写真が小さくてゴメンナサイ)
分解して取り出してみると、やっぱり…
え?よくわかりませんか?
はい。真正面から撮ってみました↓
予想通りビッシリ詰まってます
これでは風が通るはずもないのがお判りいただけると思います
TVCM等でご家庭のエアコンを「ぶしゃー」っと洗浄するサービスをご覧になることがありますよね?
しかし、あんな便利で高価そうな機器を持ち合わせていませんし、本体の傷み具合も気になるので、洗浄液に漬けこんだり根気よくブラッシングしたりして清掃しました
(ご家庭用のエアコンではここまでのケースはあまりないかと思いますが…)
清掃後はこちら↓
ファンモーターの羽根にもかなりの汚れが溜まっていましたので、そちらも清掃して吹き出しダクトもエアブローで清掃した後元通り組み付けて終了です
これで必要十分な風の量が復活しました♪
レアなケースのトラブルかと思われるかもしれませんが、実はこういったトラックやバンなど商用系のおクルマにはコストダウンの為かエアコンフィルターが装備されていない車種もありますので、時々あるケースです
ホコリの多い場所でよく使用されてたり、概ね10年以上の車齢になるおクルマや、エアコンやヒーターを内気循環でよくお使いで喫煙されてる方などもご注意されてみると良いかと思います