コラム

冬道で注意すべきことは何でしょう

こんにちは。専務です

先月の大雪がようやく融けたと思ったらまたも大雪に見舞われそうな天気予報の中、ここ三朝町内も例外なく真っ白な世界となっております

2017年2月10日現在

鳥取県内では、朝から早くも大型車の立往生等で通行規制がかかっている場所もあるとのこと…

冬道ではタイヤチェーンやスタッドレスタイヤといった装備はもう言うまでもなく必需品なのですが、先月の大雪の時のように短時間に大量に降り積もるような状況であれば、それもあまり役に立たないこともあるようですね

そうなるとほんとお手上げですので、スタック車の救援に出動依頼をいただいてもそこまでたどり着けるかどうか…とか、むしろ現場等で“ミイラ取りがミイラに”なんてことになりはしないかといった問題から、近距離以外では出動をお断りするような事態も発生してしまいます

まったく車屋の名折れのようなお話ですけどね…

こんなときには、例えばスコップやけん引ロープ、使い古しの毛布やじゅうたんなどを携行しておくと、まさかの時に役立つこともあるかと思います

ちょっと覚えておいていただくと良いかと思います

 

さて、冬道の運転で注意すべきことといえば、どんなことを思い浮かべられますか?

積雪や凍結した路面でスリップしないように、普段より速度を落とす

アクセルやブレーキ操作をより慎重にする

前方で何が起きても対処できるように、車間距離を多めにとる

…などなど、いろいろと工夫されていらっしゃるのではないかと思いますが、積雪時以外にも特に気をつけておいて損はないかと思うのが、『車間距離』です

というのも、冬季となるとみなさんが常時スタッドレスタイヤを履いて走行されていることと思いますが、このスタッドレスタイヤというのは構造上サマータイヤよりも小石等を挟み込みやすい性質を持っています

スタッドレスタイヤの小石

乗用車や軽自動車ではこの写真のような小石が噛みこんでいることがよくあるのですが、トラックなどの重量車ではこれよりも大きな石が挟まっていることもこれまたよくあります

このような噛みこんだ石はいつのまにか無くなっています。もちろん、走行中に車外に飛んでいくこともあるはずです

このような状況で車間距離が近いとどうなるでしょう…

大切なあなたのおクルマを飛び石で傷つけたり、運悪くガラスにひびが入ったりしてしまうといったようなことは容易にご想像いただけるかと思います

ついこの間も、車検整備をさせていただき納車したばかりのおクルマが飛び石でフロントガラスに大きなひびが入ってしまったという事例もありました

そのお客様が車間距離を多く取っていなかったからというわけではありませんが、そんな残念なこともあるんです

小石の噛みこみも飛び石の飛来も予防することはなかなか難しいことですが、こういうことも覚えておかれると少しばかりは役に立つかと思います