修理事例

タイヤバースト!

こんにちは。専務です

先日ちょっと恐い想いをしたのでご紹介しておきます

 

まずはこの写真をご覧ください

バースト

タイヤですね

でも毛の生えたタイヤではありません

バースト_2

いわゆるバーストしたタイヤです

バースト_3

正確にはセパレーションという現象ですが、メーカーさん曰くタイヤを構成しているワイヤー部分が内部ではがれるような現象が起きたためにバーストしたようです

セパレーションというものは空気圧不足からくる発熱であったり、タイヤそのものに元々ダメージがあるとか、過積載が原因だったりするのです

このタイヤ、実は当店のキャリアカーに装着していたタイヤなのですが、お客様のおクルマ(5ナンバー乗用車)を載せて走行中になにやら後輪側からと感じる振動が起こり始めまして、これは危ないかもしれないと思い安全な路肩に停めてチェックしたところ、右後輪の1本(ダブルタイヤの内側分)があり得ないほどの変形ぶりではありませんか!

しかし当店まではまだまだ道のりも遠く、クルマが乗ってる状態でレスキューを呼ぶわけにもいかないので「持ってくれよ」と祈りつつ相当騙し騙しゆっくり走行しながら帰路についてましたが、もうあと3~4Kmで帰り着くというところでこうなりました…(泣

しかもトンネルの中で『バーン!!』と派手な炸裂音という間の悪さでありまして、後続の方もおられましたのでびっくりされてるんじゃないかと思います

もしこれが高速での出来事だったりした場合、たちまち大事故に繋がりかねなかったかと思うと背筋がゾッとするトラブルでした

 

で、さらにこの事件、これが初めてではないのです

4月頃か5月頃でしたが、同じようなことが前輪(運転席側)にも起きたことがあるのです

幸い、その時は降雨だったこともあってかタイヤの変形までに留まってくれて事なきを得たのですが、同じメーカーの同じ新車装着タイヤでこのようなことにまでなったのが何とも解せません

もちろん過積載ではありませんし、空気圧のチェックは定期的に行っています

タイヤを縁石などにヒットさせたりとか頻繁に悪路を走行したりすることも無ければ、冬場には雨ざらしにならない保管方法(雨ざらし保管はタイヤの劣化が促進される原因の1つです)をとっていましたので、タイヤ自体にすでにダメージがあったとは考えにくいんです

そんなことから、このタイヤをメーカーさん経由でJATMA((一社)日本自動車タイヤ協会)の検査部門へ送って、詳しい検証を行ってもらうことになりました

 

一体、何が起こったのか

検証結果がわかり次第、ご報告したいと思います